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ご報告(養成講座の今後の方向性について)

こんにちは。上田です。

(今日のメルマガは少し長めです。)

養成講座は毎年、環境の変化を加味しながら、
縁あってその期に受ける人たちに最適なものを
提供するという方針で工夫を重ねてきましたが、
基本的にはヒューマンデザインがどうしたら、
もっと『わかりやすく』
実感できるものになるかという工夫が中心でした。

今年に入って特に7月中旬くらいから、
私自身の中で大きな変化が生まれました。

それは、ヒューマンデザインが
人間一人ひとりの中にどんな価値をもたらすのか、
別の言い方をすれば、
自分を理解するためのツールは、
世の中にいくつもありますが、
ヒューマンデザインでなくてはならないところはどんなところなのか?
という点について、
自分の中で深く考えるようになり、
その結果大きな変化が生じました。

この変化をひとことで言えば、
これまでは
ヒューマンデザインをできるだけ
『わかりやすく』伝えることで、
多くの人に役に立ててもらおうと思ってきましたが、

『わかりにくくていい』
のではないかと思うようになったということです。

実際、人間はとても複雑な存在です。
複雑なものを、複雑なまま、いかにしっかりと説明するのか、

何十億通りものそれぞれ違う人間がいる、
その何十億通りの特徴を、
できるだけ忠実に言葉で説明できる、

そこにこそ、
ヒューマンデザインの役割があるのではないか、
ということに、あらためて気づいたのです。

ヒューマンデザインのチャートを見た時に、
多くの方が、ちょっと難しそう、という感想を持ちます。

その時、これまでは
「難しそうに見えますが、実際はシンプルですよ」
という答え方をしてきました。

実際に、
すべての人はたった4つのタイプに分類することができ、
それぞれのタイプにはストラテジーと呼ばれる行動指針と、
自分らしくいられている時と、いられていない時の感覚が示されているので、
それを頼りに
すぐにでも自分らしい生き方を始めることができます。

しかしその一方で、
ストラテジーの感覚や、
自分らしくいるとき、いないときの感覚は、
すべて、それぞれ一人ひとり固有の体感であり、
本人にしか分からないものです。

4つのタイプを前面に出して、
ヒューマンデザインはシンプルであること、
これだけ分かれば大丈夫である、
という言い方をしながら説明してきましたが、

実際、ヒューマンデザインでは4つのタイプ以外に、

7種類の権威、
12種類のプロファイル、
意識的に持つものと無意識的に持つもの、
5種類の定義型タイプ、
9つのセンター、
3つの回路群とその偏り、
8つの回路、
36本のチャネル、
64個のゲート、
192種類の魂の使命、
さらには、
384種類のライン特性、

無料チャートの図から見て取れるものだけでもこれだけあり、
さらに、その深層にはまた違った
重要な情報が山ほど存在しています。

ヒューマンデザインに初めて出会う人には、
できるだけ多くの人に
ヒューマンデザインに親しみをもってもらおうと、
多くの要素があることを
敢えてはじめから伝えていませんでした。

しかし私の中で、
ヒューマンデザインの役割は
一人ひとり全く違う複雑な人間を、
複雑なまま受け入れ、その複雑さに寄り添い、
複雑なままいかに躍動させていくのか。

それがヒューマンデザインにしかできない役割なら、
はじめからそのように伝えていきたい、
という思いがとても強くなりました。

その思いを持ちながら、
今期も養成講座の募集時期になりました。

当初は養成講座はこれまで通り、
わかりやすさに主眼を置いて行ない、
自分自身の研究として、
人間を複雑なまま受け入れる
ヒューマンデザインの在り方を探求していけばいいと思っていました。

しかし9ヶ月の長期にわたる学びの中で、
自分の探求結果も是非共有していきたい、
そのためには、ヒューマンデザインをわかりやすくではなく、

初めから、
ヒューマンデザインは複雑で、
複雑だからこそ取り組みがいがあるという気持ちで受講してくださる方に
伝えていきたいという思いが
ますます強くなってきました。

ミニセミナー&説明会後に実施していた
チャットによる個別相談のメッセージが
なかなか書けなかった原因もそこにあったことがわかり、

今期は養成講座の開講を一旦見合わせ、
来期以降新たなコンセプトでの開講をとも考えましたが、

こちらでプログラムを完成させてから提供するだけではなく、
私自身の中での気づきも
リアルタイムで共有しながら提供することにも
意味があると感じるようになり、
自分の中でも二転三転しましたが、
このような主旨に賛同してくださる方々と
養成講座9期を進めていこうという思いに至りました。

私も含めて、
今回養成講座9期に参加する一人ひとりが
人間は複雑であり、
その複雑さを複雑なまま迎え入れようとしているのが
ヒューマンデザインだということを受け入れてさえいれば、
あとはその場の化学反応でいつものように、
素晴らしい気づきがもたらされるものと確信しています。

複雑なものを複雑なまま受け入れるというところから、
ヒューマンデザインの情報を再構築していくと、
私自身も視点がとても高くなる感覚があります。

宇宙という視点で人間を見る、
地球という生命体の中で人間を見る、
という感覚に近いものがあります。

私自身がヒューマンデザインに出会って、
20年の節目を迎えます。

ヒューマンデザインの知識は、
飽きることなく、
毎日の人生に寄り添い活かせる、
一生楽しめるものであると実感しています。

まずはミニセミナーでお会いできることを楽しみにしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今日も素敵な一日を。