「世界を知る101の言葉」
こんばんは。
上田@神楽坂のオフィスです。
最近は、朝起きてシャワーを浴びたあと、
お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら
日経新聞を読むのが日課になっています。
今日は、新聞広告を見て購入した
「世界を知る101の言葉」
という本を紹介したいと思います。
そこでは、著者が訪れた
100以上の国々を、
訪問中に感じたものを
1つのキーワードで表現する、
という試みがなされていました。
1つの国に対して3、4ページの記述ではありますが、
よくある旅行ガイドのような
統計情報や観光名所を前面に出したものではなく、
著者の目から見たそれぞれの国の個性が、
とてもクリアに伝わってきます。
国名は知っていても、
同じような印象を持っていた中南米や
東ヨーロッパ、アフリカのそれぞれの地域の
隣接する国々が、
実はそれぞれとてもユニークな個性を持っていることがわかって、
とても新鮮であるとともに、
すべての国が好きになってしまいます。
たとえば、
日本を表現するキーワードは、
「敬意(リスペクト)」だったり、
南米のパラグアイは
「リラックス」だったり、
エストニアは「効率性」、
フランスは「抗議」、
などなど。
本書を読んで、
まだ訪れたことのない国には特に
そのキーワードに表れる価値観を感じるために
一回行ってみたいと強く思うとともに、
このアプローチは
ヒューマンデザインと同じだと感じました。
ヒューマンデザインでは、
生まれ持った個性を、
キーノートと呼ばれる言葉(キーワード)を組み合わせて
表現していきます。
同じキーノートを持つ人同士は、
そのキーノートの内容で互いに共鳴したり、
異なるキーノートを持つ人同士は、
その個性を出し合うことで協力しあったりします。
一人が持っているキーノートは
とてもたくさんあって、
細部まで突き詰めていくと、
自分とまったく同じキーノートの組み合わせを持つ人は
地球上でほぼ自分一人、
すなわち、オンリーワンになります。
キーノートの中には、
いろいろな美徳や価値観として表現されるものも多く、
本書で表現されている
それぞれの国のキーワードと共通する言葉も多いので、
自分のデザインの中で大事にしたいキーノートが、
キーワードになっている国を訪れると、
自分にどんな感覚をもたらすのか、
ということも試してみたくなってきます。
本書のようにキーワードと対応させることで、
一気にその国の独自性がイメージできて、
すべての国が好きになっていくように、
キーノートの組み合わせを介して、
一人一人の個性に触れることで、
その人のことが好きになっていきます。
そしてもちろん、
一番最初に好きになるのは、
自分自身なのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
素敵な夜をお過ごしください。