
AIでヒューマンデザインを学ぶ上で大切なこと その2
こんにちは、上田です。
前回のメルマガでお伝えした
「違いを感じるための自分軸」
今回は、
その“自分軸”をどうやって育てていけばいいのか
について、お話しします。
自分軸とは、知識として持つものではなく、
腹落ちし、腑に落として身につけた、あり方(being)として持つものです。
「違い」は、
頭の中で理解するのではなく、感じるもの。
その“感じる”という感覚は、細胞、身体、
すべてで感じるものです。
それを本当に身につけるには、人の新陳代謝や
3年〜7年の細胞サイクルのように、
長い時間をかけて取り組む必要があります。
世の中で「道」と呼ばれるもの。
書道、茶道、剣道…これらすべてに共通する
アプローチの考え方とも言えます。
ヒューマンデザインも同じで、
学ぶということは単なる知識習得ではなく、
“ヒューマンデザイン道”を歩むことだ
と僕は考えています。
だからこそ、
物事を“部分”だけでなく“全体”として捉える
ホリスティックな視点が欠かせません。
たとえば、こんなふうに考えてみてください。
川の中のメダカを観察したいとき、
人はよく網ですくって水槽に入れてみたりしますよね。
でも、
水槽の中のメダカは、川の中での本来の、
生き生きとした姿とは違っています。
水槽という極めて閉塞的な場所に
閉じ込められることによって、
メダカが本来もつ才能や個性の多くが、
現れなくなってしまうからです。
ヒューマンデザインも同じです。
人の個性を、ひとつひとつの特徴だけで見ようとすると
その人本来の“生命的な躍動感”は見えなくなります。
個々の特徴を見るだけでなく、ホリスティックな目で
「どう躍動して存在しているのか」
を感じとることが大切なのです。
たとえば、
家族や友人にマニフェスターの方が複数いるとします。
その人たちに共通して「意志が強い人」という印象をもっていたりすると、
「マニフェスターは意志が強いよね」と、
自分の知っている身近なマニフェスター像を、
そのまま“マニフェスターの特徴”だと決めつけてしまうことがあります。
でも、実は自分が知っているそのマニフェスターの人たち
全員のエゴセンター(意志の力に関係する場所)が偶然にも
定義されていたから、そう思ったのかもしれません。
非常に複雑で多面的な要素で構成されている人間の個性のすべてを、
タイプという狭い枠にあてはめて見ようとしても、
その人全体を表現することはできません。
ヒューマンデザインは、
膨大な情報のヒエラルキー(階層構造)から成り立っています。
表面の特徴の奥に、どんな個性が影響しているのか…
そこには数多くの可能性があります。
その人の特性を全体から捉えるということを
常に意識しながら、
学びを自分の中に落とし込んでいくと、
“守破離”のステップを経て、
自分なりの見方ができるようになります。
その姿勢で学び続けていけば、
どれだけ情報が溢れても、それに振り回されず、
自分の精度がどんどん上がっていくのです。
ホリスティックな視点こそ、
情報過多の時代を進むための“道しるべ”になります。
だからこそ、
可能な限り体系的に情報を知っておくことが、
今の時代、求められているのです。
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読み返してみて、メダカの例とマニフェスターの例がうまくリンクして伝わらない文になっている気もしますが(苦笑)、どこかで回収したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。