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寅さんの言葉

こんばんは。
上田@いつものカフェです。

私の父の実家があった奄美大島の
加計呂麻島にある諸鈍という集落には、
「リリーの家」という観光名所があります。

映画『男はつらいよ 寅次郎 紅の花』で、
寅さんとマドンナのリリーが暮らしている家として
登場した場所です。

父親から自慢げにその話を聞かされてから、
寅さんシリーズを何本か改めて観ました。

国民的映画と呼ばれる寅さんシリーズですが、
その魅力は「人間らしさ」にあふれている
というところだと思います。

寅さんの行動や言葉に勇気をもらえます。

例えばこんな台詞があります。

「やっぱり真面目にね、こつこつこつこつやっていきゃ、
いつか芽が出るんだから。」

真面目にコツコツという生き方は
定職に就かず、いつもふらふらしている
寅さん自身の生き方とは正反対ですが、

寅さんにこう言われると、
「お前が言うな!」というツッコミを心の中で入れながらも
なぜか元気になっている自分に気づいたりします。

一種の魔法のようなものですね。

他にも、

「大丈夫だよ、まだ若いんだし。
これからいい事いっぱい待ってるよ、な!」

とか、

生きている意味を問われて、

「生まれてきてよかったなって思うことが、何べんかあるじゃない。
そのために人間生きているんじゃないのか?」

という寅さんの言葉の中に、
人生の深い知恵を感じたりします。

ヒューマンデザインのリーディングをしていると、

「私は人の役に立っていない」

とか

「それが自分の個性だということはよく分かったけど、
それでは社会に貢献できない」

と言われる方が多いですが、

自分の個性を知り、満足感を持って、
ただ自分らしく生きていれば、
必ず誰かの役に立っています。

寅さんの生き方がまさにそうですよね。

寅さんシリーズをまだ観たことがなかったら、
そういう視点で観てみることもオススメします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
素敵な夜をお過ごしください。