ニュアンスと感性
こんばんは。
上田@神楽坂の事務所です。
ヒューマンデザインを学んでいると、
よく「ニュアンス」という言葉が出てきます。
「ニュアンスをつかむ」というのは、言い換えると、
自分の身体の感覚を感じながら、
それが掴めたかどうかを確認することであり、
「腑に落とす」というのに近い感じです。
たとえば、ヒューマンデザインで最も大切ものとして
「ストラテジー」と「権威」があります。
テキストには、それぞれにどういう種類があり、
どのように作用するかという説明はありますが、
抽象的とも取れる表現なので、
文章を読んだだけで理解できる人はほとんどいません。
なので、対面式のリーディングや講座の中で、
時間をかけて、いろいろな例を挙げたり、
他の人の経験を聞きながら、
自分の経験と照らし合わせて体得していくことが必要になるのです。
ヒューマンデザインは、情報間の論理性がとても高いものですが、
それを理解するためには、そこに書かれていることをイメージしたり、
実際に試して感じ取ることが不可欠なのです。
ですから、ヒューマンデザインを長くやっていると、
もともと鈍感な人であっても、
自分の感情や感覚にとても敏感になってきます。
デザインの中には、「場所」がとても大切な人もいます。
そのような人にとっては、
常に自分が自分らしくあり続けるために、
「いま自分がいる場所は、自分にとって正しい場所なのか?」
と、いつも自分に問いかける習慣を身につけることが必要となります。
その習慣を続けることで、
もともと特殊な能力がなくても、
その土地のエネルギーの特徴が
かなりの確信度合いで分かるようになってくるのです。
その感性が、自分を生きる上でとても大切になってきます。
たとえ権威ある人や
自分のことを思ってくれている親しい人からの言葉であっても、
それは自分にとって必ずしも正しいわけではありません。
自分の身体の中で起こったり、感じられることだけが、
正解か間違いかを判断する基準になるのです。
その感性を磨いていくのがヒューマンデザインだともいえるのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
素敵な夜をお過ごしください。