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2020年6月1日
合同会社ヒューマンデザインジャパン

≪マイダンジョンカードに関するお知らせ≫

マイダンジョンカードを大切に思ってくださるすべての方へ

マイダンジョンカードを通して、ヒューマンデザインのことを知ってもらう活動の中で、大変多くの方にこのカードを愛していただき、本当にありがたく思っています。

近頃、マイダンジョンカードの増刷や第三者によるマイダンジョンカード関連グッズの頒布についてお問い合わせをいただくことが多く、これらの点に関してこれまでの経緯と現在の状況をお伝えいたします。

1.マイダンジョンカード誕生の経緯について

マイダンジョンカードのプロジェクトは、もともと黒羽さえり氏がヒューマンデザインの書籍を出版したいと弊社に要望したことから始まりました。

当初の黒羽氏の提案では、弊社が受講生に講義や個別のリーディングによってのみ伝えているヒューマンデザインの知識をあまりにも詳細に書籍にしようとするものになる懸念がありました。

弊社は、ヒューマンデザインを正しく普及するためには、詳細な部分については講義や個別のリーディングによって教授するのが適切であり、書籍にするのは不適切であると現時点では考えています。

その理由の一つは、ヒューマンデザインの知識について誤解が生じることを避けるためです。

また、自らの時間と費用をかけてヒューマンデザインを習得された登録者あるいはこれから登録を目指す方々にとって、実際にリーディングや講座などの活動をする際に、廉価で詳細すぎる書籍がいわばライバルとなって、適切な対価を受け取ることが困難になることを防止するということも大きな理由です。

登録者が適切な対価を受け取ることが困難になれば、ひいては、登録者からいただいた登録料やライセンス料によって行っているヒューマンデザイン普及のための設備投資等の活動にも支障が出ることにもなり、それを防止するという意味もあります。

そのような理由から、弊社は、

①マイダンジョンカードはヒューマンデザインを広く多くの方に知ってもらうための書籍とする。

②そのためにマイダンジョンカードでは一部の用語を従来ヒューマンデザインで用いられてきたものよりも具体的かつ平易な言葉で表現したものとする。

③マイダンジョンカードを通してヒューマンデザインに興味を持った方々にはヒューマンデザインの講義や個別のリーディングを受けてもらい詳細な知識を身につけてもらう。

という方向性であればという条件のもとで、黒羽氏と共同でマイダンジョンカードのプロジェクトを進めることを承諾しました。

もちろん、黒羽氏には、この方向性にご快諾いただきました。

もっとも、当時黒羽氏はアソシエイトの資格のみしか保持しておらず、このプロジェクトを進める上でのヒューマンデザインに関する知識は十分とはいえませんでした。

そこで、弊社の代表である上田が、マイダンジョンカードの制作にあたって、ヒューマンデザインの用語を具体的かつ平易な言葉に言い換えるために必要なヒューマンデザインの知識を黒羽氏に個別に伝授し、内容を詳細に確認し、表現方法の提案などを行いました。

こうした黒羽氏と上田との共同作業により、マイダンジョンカードは完成に至りました。
(ただし、両者を著者として表示することはプロモーション上煩雑であることから、書籍等では代表して黒羽氏を著者として表示しています。)

2.マイダンジョンカードの権利関係について

上記1でご説明したところですが、弊社は、ヒューマンデザインの詳細な部分については講義や個別のリーディングによって教授し、その受講者が習得できた範囲内でヒューマンデザインに関する活動をすることこそが、ヒューマンデザインの正しい普及や今後の適切な発展に不可欠であると考えています。

なぜなら、これらによって、ヒューマンデザインの知識について誤解が生じることを避け、登録者の活動のための環境整備を実現できるからです。

そのため、ヒューマンデザインの知識に関して誤った形での活用や不適切な範囲で公表が行われたり、あるいは他の登録者の活動に悪影響を及ぼす不当な活動が行われたりすることを防ぐため、受講者・登録者には「ヒューマンデザインジャパン受講者・登録者規約」にご同意いただいています。

そして、ヒューマンデザインの知識の誤った形での活用や不適切な範囲での公表を防止し、違反があった場合に速やかに対処できるよう、ヒューマンデザインに関する知的財産権は、弊社が一元的に管理するようにしています。

そのため、規約では、ヒューマンデザインに関して受講者・登録者が作成した著作物の著作権は弊社に帰属することとしています(規約14条3項)。

マイダンジョンカードは、上記1でご説明したとおり黒羽氏と上田との共同作業により完成したものであり、黒羽氏も著作者の一人です。

もっとも、黒羽氏には毎年規約に同意いただいていることから、黒羽氏に係る部分についても、マイダンジョンカードの著作権は弊社が有しており、黒羽氏には著作権はありません。

3.黒羽氏からの要求について

しかしながら、黒羽氏はマイダンジョンカードの普及が進んでくると、上記1の経緯や上記2の権利関係にもかかわらず、昨年12月頃から、黒羽氏は弊社に対して、マイダンジョンカードがヒューマンデザインと異なるものと認めること、黒羽氏がマイダンジョンカードの用語の著作権を有すると周知すること、マイダンジョンカードのライセンスを発行する権限を黒羽氏に与えること、黒羽氏が弊社講座に誘導した顧客について紹介料として1人あたり3万円を支払うこと、黒羽氏以外が行うマイダンジョンカードの講義について黒羽氏にロイヤリティーを支払うこと、上田が黒羽氏に謝罪すること等のエスカレートした要求を行うようになりました。

弊社は、マイダンジョンカードを、ヒューマンデザインを広く多くの方に知ってもらうためのプロモーションツール(広告宣伝・販売促進のツール)と位置づけています。

そして、黒羽氏の要求に応じてマイダンジョンカードを位置づけると、ヒューマンデザインの知識を誤解されてしまうおそれや登録者の活動のための環境整備に悪影響が生じるおそれが強く、ひいてはヒューマンデザインの正しい普及や今後の適切な発展を阻害するおそれが強いため、弊社としては容認できないと考えました。

弊社としては、それでもなんとか円満に事態を解決すべく対話の機会を持つために連絡を試みたのですが、「契約とお金の話以外、必要ではありません」等と全く取り合っていただけず、むしろ弊社や各方面に弊社への攻撃的な対応を行うばかりでした。

やむを得ず、弊社は、直接の対話は困難と判断し、顧問弁護士を通じて、この件に関する弊社の認識を黒羽氏に連絡し、この件に関する話し合いを申し入れました。

1月24日、黒羽氏から弊社顧問弁護士宛に、丁寧に返事するので時間をもらいたい旨の電話連絡がありましたが、それ以降5月31日時点で弊社及び弊社顧問弁護士宛に黒羽氏から連絡はありません。

4.マイダンジョンカードの増刷について

マイダンジョンカードの増刷については、昨年11月の時点で、当時、弊社がコンサルタントとして契約していた黒羽氏の友人のA氏を通して、黒羽氏に増刷の冊数について提案しており、あとは冊数及び増刷の実行について黒羽氏がゴーサインを出せば、表記に現在誤りがある箇所をA氏が校正し、A氏から印刷所に発注するという流れになっていました。

しかしながら、黒羽氏と弊社の間の伝達役を引き受けると申し出ていたA氏から、黒羽氏へ情報が正しく伝えられている様子はなく、黒羽氏が増刷に対してゴーサインを出すことのないまま、上記3のような要求がなされたことで、上記の流れによる増刷が不可能となってしまいました。そして、これに代わる増刷に関する方針決定も上記3のように黒羽氏から連絡もなく宙に浮いている状況です。

以上の経緯が正確であり、弊社が黒羽氏の要請にもかかわらず増刷を拒否しているという言説は、根拠のない虚偽です。

弊社としては、いくら著作権が弊社に属するとはいえ、道義上、増刷にあたっては黒羽氏と合意を取り交わすのが筋だと考えています。

また、マイダンジョンカードの出版用のデータはA氏が保有しており、弊社はマイダンジョンカードの出版用のデータを保持していません。

弊社からA氏に対してデータの返還を請求したのですが、A氏には弊社にデータを引き渡す法的義務があるにもかかわらずA氏は黒羽氏と上田が話すべきなどと言ってこれを拒絶している状態です。

したがって、弊社としては、マイダンジョンカードの増刷自体がそもそも不可能な状態にあります。

弊社としては、増刷自体のみならずマイダンジョンカードの位置づけ等も含めて弊社と黒羽氏との間で合意の上、速やかに増刷を行いたいと考えているところです。

しかしながら、上記3でご説明しましたとおり、黒羽氏からは連絡をいただけておらず、近日中に増刷を行うことは現実的ではないといわざるを得ない状況です。

5.マイダンジョンカード関連グッズについて

上記2でご説明したとおり、マイダンジョンカードの著作権は弊社が保有しています。

したがって、マイダンジョンカードの内容を利用したグッズを製作するには、弊社の許可が必要です。
(ただし、個人的利用のためや家庭内やそれに準じる限られた範囲内での利用のための製作であれば、著作権法に基づき弊社の許可なく製作できる場合もあります。)

そして、黒羽氏やA氏その他黒羽氏の関係者には、マイダンジョンカードの著作権に関して許可を出す権限はありません。

マイダンジョンカード関連グッズの製作をご希望の方は、個人的利用等の場合を除き、必ず弊社に事前にご相談ください。

弊社としては、マイダンジョンカードの位置づけ等に関して弊社と黒羽氏との間で合意でき、かつ、当該製作について黒羽氏に消極意見がないような場合には、前向きに検討する所存です。

現在、一部界隈においてマイダンジョンカードの内容が記載されたシールが頒布されているようですが、当該シールの製作に関して、弊社は許可を出しておりません。

ですので、当該シールについては、いわば海賊版と位置付けられます。

皆様におかれましては、その点をご留意の上、お取り扱いにはご注意下さい。

6.マイダンジョンカードの今後について

上記3でご説明しましたとおり、マイダンジョンカードの出版用のデータがA氏から弊社に返還されていないことから、弊社としては、増刷等を含めたマイダンジョンカードの更なる展開について、実施したくても不可能な状態です。

また、弊社としては、上記3でご説明しましたとおり、黒羽氏に対話を呼びかけているところですが、連絡をいただけていない状況です。

弊社としては、これらの問題が円満に解決することを期待しています。

しかしながら、マイダンジョンカードが入手困難になるなど、ユーザーの皆様に現にご不便をおかけしている状況であることから、弊社としては、問題が円満に解決しなかった場合に備え、マイダンジョンカードに代わる新たなカードの開発によりユーザーの皆様にこれ以上ご不便をかけないよう、準備を進めています。

新たなカードを出版することになった場合においても、現行のマイダンジョンカードライセンスオフィサーズの資格をお持ちの皆様や、ユーザーの皆様には極力不都合のないように取り計らう方針ですので、どうぞご安心ください。

なお今後、マイダンジョンカードに起因した弊社やヒューマンデザインに対する知的財産権の侵害が深刻になるようであれば、マイダンジョンカード記載のQRコードと連動している弊社システムを停止せざるを得ないこととなる可能性もあります。

その場合でも、正規品のマイダンジョンカードを保有されている方には極力不都合のないような措置を執る方針ですので、どうぞご理解ください。
合同会社ヒューマンデザインジャパン

≪代表から結びに代えて≫

今回、関係者間のトラブルのため、マイダンジョンカードの販売等に関して、皆様にご不便をかけてしまうことになりました。

私自身、このような内部のトラブル、いわゆるお家騒動を見かけるたびに、見苦しいと感じていましたが、この度自分がこのような声明を出すことに至り、とても心苦しく感じています。

現在、事態の解決に向けて全力で取り組んでいるところです。

みなさまには大変なご不便をおかけして申し訳ありませんが、事態の解決まで今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
ヒューマンデザインジャパン
代表 上田紘資